Mariko's TRICKFEST 3 REPORT

文:Mariko           Aug. 24 - 28, 1999

◆ 前 編 ◆

24日(火)

    NWでミネアポリスで乗り換えてシカゴ入り。
    成田からいきなり、雷雨で飛行機がディレイ。ひとりぼっちで、もう帰りたくなってる私。
    おかげで乗り継ぎ便に間に合わなくて、シカゴ行きを一本遅らせるハメに・・・
    パックに入っているハズのバスのチケットが届かなかったので、お金を払ってバスに乗る。
    インフォメーションも届いてなかったので、前もってミルウォーキーのRonに聞いておいて良かった。Thanks Ron!
    TF2の時は送迎のバスがあったのに、今回は普通のシャトルバスだったので不安。 イギリスから来るKimと、4時のバスで一緒に行こうと約束していたのに、すでにもう7時。
    結局メリルヴィルのラディソンホテルにチェックインしたのは夜11時をまわっていた。
    Kimが「遅いから心配したよ~」とハグしてくれてやっとくつろいだ。
    RonやらJeffやらFlogやら・・・お馴染みの面々と挨拶をかわすと、「あ~Trickfestなんだぁ~」と気持ちが盛り上がってきた。
    明日から思いっきり楽しむぞ~。I’m ready to rock!
    2AM就寝。(夜中にバーにRobinが現われたらしい)




25日(水)

    8時朝食。チープ・トラックの4人と美佳さん、雅子さんの6名全員と合流。
    10時からいきなりバンドとのフォトセッション開始。
    今回の背景はバステッドのポスターと同じ。明るくてイイ感じ。
    私の順番がまわってきた時、名古屋のYa!Ya!Ya!が店じまいをしてしまった話から、「まだまだ日本は景気悪くて・・・」なんて話に発展して、私自身もメンバーも暗い顔のまま2枚写真を撮られてしまった。
    後で送られてきた写真はやっぱり全員どんより・・・
    なんであんな話しちゃったんだぁ~!?
    9PM過ぎからのショウの為にホールへ行くと、階段の踊り場になぜか?Flogが左目の上から血を流して倒れている。あせって階段を踏み外したらしい・・・。白目をむいているので心配したが、男の人達にまかせて会場へ。

    On Top Of The World
    Take Me To The Top
    Carnival Game
    Oh Candy
    It All Comes Back To You
    See My Friend(Tomがヴォーカルで、途中キーが高くなるところは Robinが歌っていた。)
    Downed
    Shelter
    Never Had Lot To Lose
    Didn’t Know I Had It

    ここまでがアコースティックライブ。
    Never Had~の途中で最前列の真中にいた女性が貧血を起こす。Rickが気づいて演奏STOP。こういうところがCheapのいいところであり、Trickfestならでは、という場面だ。
    ローディが水を持ってすっ飛んできて、彼女が大丈夫そうだと分かると止まったところから演奏再スタート。
    この再スタートのしかたがすごい!誰も「何処から」なんて聞かずに、カウント無しでぴったり合っちゃうなんて。 そりゃプロだけど・・・
    この後、エレクトリックライブにセットチェンジ。

    Just Got Back
    Waitin’For The Man
    Stop This Game
    Can’t Hold On
    In The Street

    ショウの後は会議室のような部屋へ、みんなで集まって大合唱大会。
    小さいアンプまで持ってきている人がいて、次々とアンコールに応えていた。
    去年のTF2ではRobinの真下の部屋で、これをやっていたので、クレームがでたらしいが、今回は前もって客室から離れた場所を確保できたので、みんな心ゆくまで大騒ぎできたようだ。
    私も飲めないビールを飲んで「らりほ~」状態。気がついたらNYのアダムと肩を組んで踊ってた。4AM就寝。




26日(木)

    11時からサイン会と楽器とのフォトセッション。
    Robinのウォッシュバーンのエレアコと写真を撮る。
    チープ・トラックの金井田さんが演技指導をしてくれた。(笑)
    サイン会はメンバー一人づつ、ホールのロビーに机を配置して行う。TF2と同じ。 ファンはみんなそれぞれ自分の持参した「お宝」にサインをもらっていた。
    夕方からカバーバンドコンテスト。私達が「生徒会長」と呼んでいるJeffさん は、出演する為、「副会長」のFlogが仕切る。
    「昨夜、僕になにがあったかは聞かないでくれ」とバンソウコウを貼ってスピーチ。 元気そうだ。
    次にブラッドとかいう人が(NYでもRickの似顔絵のBig Pickを作って持ってきていた)Flameの替え歌を歌って、観客は大喜び。内容は3年前のショウで、彼が作った特大の似顔絵ピックをフリスビーのように飛ばしたときに、それがRickの後頭部を直撃してしまったことを謝っている。「もう二度としません」 と熱唱する。もう完全に文化祭のノリである。
    全部で6バンドがエントリー。最初はKimがVoicesとCal Manを歌 う。かなり緊張している模様。
    次にSpeck登場。Look Outが聞けて嬉しい。
    3番目はJeffさんとRonの俄か結成バンド。なんとベースはチープ・トラック のキンコさんを借りて演奏。1曲目からキンコさんがヴォーカルをとる、I Know What~ キンコさんイイ度胸してる。
    3曲終わると、Bun.EのコスプレのRonが特大すりこぎスティックでドラムを 叩く。おかしすぎ!
    4番目はお待ちかねのチープ・トラック。Elo Kiddiesから始まると、観 客総立ちで大歓声。鳥肌が立つ。Aufie~の時は「Hey!Hey!」の合の手まで、本物の時のように全員で叫んでくれる。ステージの上の4人も全員笑顔で、本当に嬉しそう。池袋のあやしいライブハウスでやっている時とは別人のようだ。(ゴメン、笑)
    彼等の優勝は誰の目にも明らかだった。
    ジャック・ダグラス氏がジャッジとして来る予定だったが、お父さんが亡くなった 為参加できず、Rickが審査。審査発表ではチープ・トラックをベタ褒め。
    この後のCheapのライブの最後の曲で一緒に演奏する事が優勝賞品となった。
    すぐにセットチェンジしてCheapのライブが始まった。

    Jump Into The Fire
    Have Mercy
    Walking The Dog
    It’s So Hard
    Shakin’All Over
    Stand By Me
    Stone Free
    See My Friend
    Not Fade Away
    Who Do You Love
    I Need You
    Cold Turkey
    Whacha Gonna Do About It
    Ramblin’Rose
    Well Respected Man
    I’m Losing You
    Rebel Rebel

    驚いたことに、Cheap Trickの曲は一曲も入っていなかった。
    Tomは4弦ベースを弾いていて、その音が前面に出てズンズン響いている。すべての曲がオリジナルよりずっとかっこよく聞こえるのは、決してファンの贔屓目だけでは無いと思う。これらの曲を25年前、小さなクラブで演奏し始めたのが、Cheap Trickのルーツである事を実感できた。
    そしてついに最後の曲、Aufie~でチープ・トラックがRickに呼ばれてステージの上にあがった。総勢8人で演奏。本物のCheap Trickの演奏でヴォーカルをとる水野ちゃん、どんな気持ち?Rickの本物のお立ち台でアンクルディックを弾きまくる金井田のおっさん、気分はどう?信じられない!もう、大泣きしてしまった。
    1時就寝。


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